園長先生からの質問　Q14

“保育に役立つ”園長のための保育園の人事労務講座
～よい労務管理はよい保育を生む土づくり～

保育園の雇用保険の事業所番号って、基本的には保育園ごとにあるんですね。確認してみます。だんだんわかってきたんですが、「労働保険番号」とは同じじゃないんですよね。労働保険番号には何か特徴みたいなものありますか。

１、13桁（1桁-12桁）の数字
２、11桁（4桁-6桁-1桁）の数字
３、12桁の数字
４、14桁（2桁-1桁-2桁-6桁-3桁）の数字
５、13桁（4桁-6桁-3桁）の数字

答え(１つ)

答えの詳細

「労働保険番号」は14桁（2桁-1桁-2桁-6桁-3桁）の番号で
所轄の労働基準監督署から交付されているものです。

00-0-00-000000-000
都道府県番号+所掌+管轄番号+基幹番号+枝番号

例：AA-B-CC-DDDDDD-EEE
AAは、都道府県番号
Bは、所掌番号（１は都道府県労働局、３は都道府県労働主管部）
CCは、管轄番号（Bが１だと労働基準監督署、Bが３だとハローワーク）
DDDDDDは、基幹番号（事業所固有の番号）
CCCは、枝番号（労働組合に事務を委託していない場合などは「000」）

という構成になっています。

労働保険番号は、毎年の労働保険料を支払う際に主に使用していきます。
保育園ごとに労働保険料（労災保険料+雇用保険料）を申告納付するのは大変なので、法人内に複数の保育園がある場合は、
「労働保険継続事業一括申請書」で一つの事業所（いわゆる本社）に番号をまとめて処理していることが多いです。

なお、一括適用には、たとえば以下などの要件があります。
・事業主が同一であること
・「労災保険率表」による「事業の種類」が同じであること

保育士がいきいき働く、保育園が元気に動く仕組みづくりを支援している社会保険労務士・中小企業診断士の関山です。
専門はこれまでの保育業界での経験を活かした保育園の労務支援・運営支援と想い入れたっぷりの分野です。
珍しい経験から鎌倉・逗子・葉山地域の保育園さまを始め、全国の保育園さまからお問合せいただくことも増えてきました。

そこでここでは園長先生からの労務面やキャリアパスなどに関するご質問やご希望に応えて、
保育園や保育士に役立つ「保育園育て」「保育士育て」の各種ノウハウをお送りしていきます。
ぜひ日頃の保育園の運営や保育士の労務管理、人材育成、キャリアパスなどの参考にされてください。

☆園ごとの具体的な雇用管理やマネジメント等の働きやすい職場環境づくりのための対策などはご遠慮なくご相談ください☆
（社会保険労務士事務所こどものそら舎：http://kodomonosora.jp/）