園長先生を悩ませる年次有給休暇、安心してください!

園の年次有給休暇、知ってますでしょうか。取れてますでしょうか。

保育士と話をしていると、時にこんな不満の声を聞くことがあります。

「有給が取れない・・・」
「制度はあるけど取りにくい・・・」
「パートはとれないってきいた・・・」
「何のためにとるのか詳しく聞かれる・・・」
「他の職員に負担がかかってしまう・・・」

園長先生と話をしていると、時にこんな悩みの声を聞くことがあります。

「人手不足で積極的に取れらせてあげられない」
「一部の職員だけが多く取っていて不公平になっている」
「残った有給を翌年に持ち越す以外に何か方法はないものか」
「残った有給を金銭に換算して買い上げるのってどうなの」
「退職するときにまとめて取ろうとするので困ってしまう」

保育士が有給を取りたい理由は以下のようなものが多いです。

「体調不良のため」
「自分や家族の遊びや趣味のため」
「健康診断や通院などのため」
「育児や介護に関することのため」
「家族や友人知人の特別な日のため」

これらがほとんどとれないとなると、どうなっていってしまうでしょう。どんなに素晴らしい保育をしている園でも、職員は不安(不満)になってしまうかもしれません。
給料より休みが多い園や職場にあこがれをもつようになるのも自然かもしれません。

年次有給休暇は、一定期間勤続した職員(正職員、パート等に問わず)に対して、心身の疲労を回復し、元気に安心して生活(仕事も含む)をするための休暇です。
労働基準法によって定められた労働者に保障された権利でもあります。

大丈夫です!安心してください!取れます!
年次有給休暇は取らせてあげられますし、取ることもできます。

園の事情にあわせて、有給取得率の大幅アップを目指していきましょう。自然で無理のない与え方、喜ばれる取り方のポイントがあります。そこを考えていきましょう。
職場の雰囲気もチームワークもぐっとよくなること請け合いです。

どちらにせよ必要なことでしたら、曖昧になるより、喜んで与えて喜んで取ってもらいたいものです。
そして与えたのでしたら、園の人材活用や人材採用の戦略に積極的に活かすことを考えたいものです。

 

☆園ごとの具体的な雇用管理やマネジメント等の働きやすい職場環境づくりのための対策などはご遠慮なくご相談ください☆
(社会保険労務士事務所こどものそら舎:http://kodomonosora.jp/